疲れた。

また、うそ。

うそばかり。

うそは、嫌だって言っているのに。
隠し事は、嫌だって言ってるのに。


誠実な人が、いい。
今まで、他人に誠実さなんて求めたことがなかった。

人が誠実であるのは、当然のことだ。
と思ってたから。



誠実な人がいい。
私だけを見てくれる人がいい。
私だけを愛してくれる人がいい。



でも、君を好きだと思う。
一緒にいるだけで、
ご飯を一緒に食べるだけで、
手を繋いで一緒に歩くだけで、
楽しい。

笑いがこぼれる。


でも、
もう、やめた。

自分には、しなければならないことが、
沢山、たくさん、あるんだ。



すべてを君の次に、
すべてを君のために後回しにしてきた。
君を最優先してきた。


けれど、
つかれた。
信じるのに、信じてるふりをするのに、つかれた。


君を再び、心の底から信じられるようになる日は、くるのだろうか？



とにかく、
自分には、しなければならないことが、
沢山、たくさん、あるんだ。

自分から、
君を追いかける時間は、余裕は、
もう、ない。


君が、向かって来たら、
拒みはしないよ。

好きだから。


でも、
自分には、しなければならないことが、
沢山、たくさん、あるんだ。

それに、気付いたんだ。

君が、うそばかり言うから、
君より大事なものに気付いたんだよ。